こころの相談室
HALUPRIMULA -春プリムラ-
いじめ・不登校
いじめ
「ただのいたずらかも」で済ませてはいけない問題です。
いじめに重い軽いはありません。いじめはすべて犯罪です。
「いじめ防止対策推進法」において、いじめは次のように定義されています。
第二条 この法律において「いじめ」とは、児童等に対して、当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう。
いじめが疑われる場合、まず、その場から遠ざけてあげることが大切です。
はっきりと「ノー」と言いなさいとか、学校で先生に言いなさいと言っても、それはなかなかできることではありません。
これは、逃げることではなく、「不正」「犯罪」から身を守るための大切な行動です。
思いをしっかりと聞いてあげてください。
「思い過ごしではないか」とか、「それくらいのこと」などと言わないでください。
「話してもわかってくれない」という思いを子どもは持ってしまいます。
「いつもあなたの味方」と伝えてあげてください。
不登校
一番つらいのは本人だと思います。
家族や学校など周りの大人が、思いや状況に気づいて理解し、待ってあげることも必要です。
「今一番大切にしてあげるべきことは何だろう」と考えてあげてください。
「これからのこと」を考えられるようになるまで、ゆっくりと伴走してあげることで、きっと確かな一歩を踏み出してくれると信じます。
中学校時代、不登校であった子ども達が、その後、社会で活躍する姿を多く目にします。
ご家族の方もいろいろな思いや不安があると思いますが、子育ては「勇気」と「信じること」と思っています。
私たちは、子ども達のすてきな笑顔を信じて、それを心の中いっぱいにイメージしてあげながら日々見守っていくことが大切なことと思います。